結婚指輪の刻印!日付がバラバラになっているのは?
結婚指輪の刻印の日付はバラバラ
結婚指輪に入れる刻印として、特別な日付にしている夫婦は大勢いらっしゃいます。入籍日・結婚記念日、挙式日を刻印する方も少なくありません。
例えば「2024年10月1日」の日付を結婚指輪に刻印するとします。多くは「2024/10/1」と、年月日の順番で表記されることでしょう。ただアメリカであれば「10/1/2024」と月日年の順で表記され、イギリスなら「1/10/2024」と日月年の順番で表記されます。めちゃくちゃややこしいです。なぜ国によって、日付の表記にばらつきが出てくるのでしょうか?
重要な情報を先に出しているから?
諸説ありますが、1番伝えたい情報を先に持ち出すからと言われています。日本の場合、1番伝えたい情報は「年」です。アメリカになると「月」が、イギリスなら「日」が1番伝えたい情報になるというわけです。
アメリカにとって最も重要な日となるのは、7月4日の独立記念日です。独立記念日は毎年訪れるものなので、何年かは重要ではありません。4日は1年に12回も訪れるので、情報の重要度は低くなります。でも7月に関しては、1年に1回しか訪れない月。月はアメリカにとって最も重要な情報になるので、月が最初に来るのです。
結局は分からずじまい
ただ「需要な情報を先に伝えるため」に、月を先に持ち込んでいるのなら矛盾が生じます。日付の重要性は、どこの国も同じはずです。そもそも同じ英語圏であるイギリスも、アメリカと同じく月日年の順番で表記されるでしょう。しかし実際の順番は日月年です。筋が通りません。
とはいえ、アメリカとイギリスの日付の書き方が違うのは、専門家もよく分かっていないとのことです。
日本には元号があるから年が先にくる
日本で日付の書く順番が「年月日」になっているのは、元号によるものが大きいでしょう。元号を使っているのは世界で日本だけとなりましたが、かつては中国や韓国でも独自の元号が使われていました。中国や韓国の日付表記は、日本と同じく「年月日」です。何かの偶然でしょうか。
日付についてかなり深いところまで、掘り下げてしまいました。ただ結婚指輪に日付を刻むのなら、2人の自由で構いません。日本式にするのか、アメリカ式にするのか。どっちをとっても幸せに変わりないのです。