手作り結婚指輪は本当に安いのか?
ネットのいうことはあてにならず
結婚指輪についてネットで検索すると、「手作り結婚指輪は安い」という文言を見かけます。機械で大量生産した物が、格安で手に入る世の中。「手作りは安い」と言われても、いまいち信用できません。「オリジナル」と冠がついていれば、ものすごくお金を取られるのではと心配にもなるでしょう。
では手作り結婚指輪の値段は、実際のところどうなっているのか、検証してみました。
指輪の値段を決める要素
指輪の値段を決める要素は主に、材料費(宝石含む)・加工費・店の運営費・広告費用・輸入費・税金の6つです。結婚指輪の材料は、プラチナが中心です。プラチナは滅多に採掘されない貴重な金属で、値段もかなり高いです。プラチナの塊だけではどうしようもないので、指輪に加工しなければいけません。加工は手間と時間がかかるため、どうしても値段はかかります。
そして忘れてはならないのが、店の運営費と広告費用です。有名ブランドとなると、広告の力の入れようは凄まじいものがあります。時にはハリウッドセレブをモデルに起用する場合もあるので、かなりのものです。
手作り結婚指輪の場合は?
手作り結婚指輪の場合、値段の要素は4つになります。ハリウッドセレブをモデルとして起用しているところはないため、広告費用はかなり抑えられています。作るのは日本になるため、輸入費用はほぼ0円です。
材料費はどうしても外すことはできませんが、手作りなら抑えることは可能。貴重なプラチナでも独自の流通経路を持っているのなら、他よりも安く入手することができるでしょう。
安くても一級品
指輪の性質については、店も手作りもほとんど差はありません。一流ブランドとなれば一流の職人が手掛けるので、品質はかなりのものです。しかし余分に費用がかかっている分、どうしても値段は高くなります。
工房で手作りする結婚指輪の場合、コストカットに積極的に取り組んでいるため値段は安いです。値段が安いからとはいえ品質が劣るわけではありません。品質は一流ブランド並。さらに「結婚指輪を手作りした」という、思い出のオプション付きです。